死ぬ程洒落にならない怖い話をまとめています。

洒落にならない怖い話(洒落怖まとめ)

Part214

ミヤウチ様

更新日:

488 本当にあった怖い名無し
sage
2009/06/08(月) 05:23:34 ID:d0Md1CfE0
別に怖くもないんだが不思議だった話。
うちの家では神様を祭ってあるんだが(別に神社とかではない)

そこはちょっとした神棚じゃなくて、8畳の部屋をでかでかと占領する祭壇?なんだ。
小振りな米俵を積んだり、縄張ったり、酒瓶が並んでいたり、

なぜかビールとかスナック菓子とか塩が袋ごと置いてあったりする。

なんでもどこかの神社から分けてもらった(神様分けてもらうってどーよ)格の高い神様らしく、
うちでは「ミヤウチ様」って呼んでる。

で、むかし小さかった頃、そのミヤウチ様に供えているお菓子を俺は食べちまったんだ。
子供のすることなんで、隠ぺい工作とか高度なことはできず、

お菓子の袋をテレビの後ろに隠していたらそっこーでばれた。
当然オヤジがブチ切れて、かなり長時間こっぴどく怒られた。

それで最後にミヤウチ様に謝ってこいということになり、俺は泣きながら離れに向かった。

ミヤウチ様が祭ってあるのは昔の母屋で、現在住んでいる住居と渡り廊下で繋がっている。
旧母屋は16畳の和室で、襖で8畳ずつに区切られるような作りになっている。
ミヤウチ様の祭壇があるのは、入って襖に仕切られた奥の8畳だ。

俺はミヤウチ様に謝ろうと、いつものように襖を開けた。すると、開けた先に何故かでっかいひげ面のおっさんの顔があった。

あまりのことに俺が固まっていると、そのおっさんはジッとおれの眼を見て、一言だけ「泣くな」って言った。
声は結構若い感じだったように思う。

まあ当然、俺はさらに泣いて両親のもとに逃げ帰った。

話を聞いたじーちゃんは「ミヤウチ様見たのか」と嬉しそうだったが、当時の俺はビビりまくってほとんどそこには近づかなくなった。

別に祟ったりしたわけではないので、いま思い出すと、怖がりすぎて悪いことをしたように思う。
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sage
2009/06/08(月) 23:48:05 ID:d0Md1CfE0
あまり怖い話ではなかったので、望外の反応があって嬉しかったり。
補足すると、ミヤウチ様には正式名称があるはずです。が、俺は忘れましたw

なんか難しい漢字が並んでいる感じの名前でした。
昔、一番詳しいであろうじーちゃんに来歴を聞いたのですが、

「貰ってきた。貰ってきた」としか言わないので(ジジイ…)、叔父さんに詳しい話を聞いた覚えがあります。

なんでも、曾々祖父がどこかの神社(天神系列?)の建て替えに多額のお金を出したらしく、
その折に、うちでも祭るようになったとか(さすが長男)。

曾祖母の葬式の時にそこの神主の方が来て、叔父はその時に話を聞いたそうです。

祭るにあたり、格式ばった儀式のようなものはしません。精々正月に餅を供えるぐらいです。

ですが毎食、膳は1つ多めに用意してお供えしています(カレーなどを祭壇の前に置くと素晴らしくシュールですが)

うちを継ぐのは従兄(32歳毒男)なのですが、すでに「俺はミヤウチ様の嫁になる」とか言ってます。

我が家でミヤウチ様を見たのは曾祖母(故人)と俺だけです。
曾祖母のほうは少し怖い話になります。

あとはじーちゃんが明け方に地鳴りのような足音を聞いたことがあるらしく、
以来、ミヤウチ様は夜中に散歩していると信じて疑いません。

そのため、家の門はいつも開けてあります。
あと少し前に、自分と同じサイズのスニーカーをお供えしてました(ほんと残念だ)

まあ、家族のだれもが認める我が家の家長みたいなもんなんで、これからも大事に祭っていきたいと思います。

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sage
2009/06/09(火) 07:16:55 ID:Zn6OgANq0
曾祖母の話がリクエストにあるので知っている限り書いてみます。
ちなみに曾祖母は俺が生まれた時には故人だったので、完全な又聞きになります。

聞く親戚によって要領を得ない部分があったりするので、
ちょっと大まかな話になるかもしれません。

あと、跡継ぎに関してですが、従兄が継ぐのは確定です。長男の長男ですから。
もし子供が出来なければ俺の子(いませんが)か、

それとも妹の子供(こちらもいません)が養子として?継ぐことにはなるかもしれません。

まあ、もともとその辺は肩書きだけで、だれも重要視してませんが。
べつに宮司の家系だったりしないので、ミヤウチ様を見たことはあまり関係ないかと。

付け足すと、俺には幽霊などを見る力はありません。
虫の知らせや金縛りすら経験したことは皆無です。

いわゆる心霊スポットに行っても、どーということは起こりませんでした。
ミヤウチ様を見たのが唯一の不思議体験ですね。

ミヤウチ様の顔についてはあまりにも大きな目の印象が強すぎて、全体像はぼんやりとしか覚えていません。

髪は生えていましたが、具体的な髪型まではわかりませんし(ロン毛ではない)、鼻などの形も曖昧です。

ただ、そこそこ長い髭は生えてました。口のイメージがないのはそのためかも。
パニック状態で長時間見たわけではなく、

しかも小さいころの記憶なので○○に似てるとすら言えなくて申し訳ないです。

では以下に曾祖母の話を書きます。

主観として書けないので、悪文だったならご容赦を。

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出典:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1243961610/

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