- 429 偶然1 2009/05/04(月) 15:40:24 ID:a4hgF4Zj0
- 私の体験談です。かなり長文で読みずらいかと思いますが、興味のない人は
スルーでお願いします。「偶然」
最初の事件は俺が中学卒業を控えた三月に起こった。今でも昨日の事のように覚
えてる。
三月四日、俺は友人と卒業旅行の計画を立てた。この時のメンバーは俺
を含め5人。ここでは友人A、B、C、Dにしとく。皆いつも一緒に遊んでて、とても仲が良かった。…と言いたいが、AとCはそれほ
どでもって感じだった。というのもAが中3の1学期、引越してきたその初日にCと取っ組み合いの喧嘩をしたからだ。理由はしょうもない事なのだが、Aを田舎者とCが馬鹿にしたかららしい。
AとCの間にわだかまりはあったが、皆、仲が良かった。
話を戻そう。
旅行計画を立てた俺らだが、金が無い事に気付く。
そこでAの提案で卒業キャンプはどうか?という事になった。
(以下会話)俺「キャンプつたって寒くね?何処に行くよ?」
A「知らん(笑)山でいいやん。」
A「山行こうぜ!山楽しそうやん。BBQしようや!あ!俺、明日、誕生日やしケーキ頼むよ。」
C「あ!俺も丁度その二ヶ月後」
D「Cは何も関係ないやん(笑)。」
B「っつか金かかるけんケーキはイヤ(笑)」という感じで金網、寝袋、食料、タバコを持って山の頂上でキャンプに決まった。
(続く) - 430 偶然2 2009/05/04(月) 15:42:35 ID:a4hgF4Zj0
- 翌日、昼の3時から登り始めたのだが、荷物の多さと疲れから10分おきに一服
休憩を取ってたら、頂上に着く頃には辺りは真っ暗になっていた。
とりあえず、山頂にある小屋で一服しながら、飯準備班をジャンケンで決める。 - 俺とAとCは飯準備、BとDはフリータイムだ。
俺らが火を起こす間BとDは暇だったらしく、街を一望できる絶好のスポットを探しに行った。まぁ火を起こしながら俺、A、Cはたわいもない話をしていた。その時、俺は何
の気無しにAとCが喧嘩した時の事を聞いてみた。
A「昔の話やん(笑)」
C「うん!っつかな俺ら実は幼稚園一緒で幼なじみやったんよ(笑)」
俺「何やそれ!?何でいきなり喧嘩したんよお前ら(笑)」
A「そら田舎者って言われたら、お前もやんけって思うっしょ(笑)」
C「ゴメンって(笑)」そんな会話をしてたら、向こうの方で声がしてきた。
BとD「お~いスゲー綺麗なスポット発見!こっち来てみ」
俺らは立ち上がり彼らの方へ向かって行こうとした。その時、小さなボッロボロ
の神社と鳥居を見つけた。暗かった為気付かなかったのだろう。少し気味が悪か
く怖かったのだが、ビビりと思われたくもなかったので俺はスルーした。そんなこんなで
飯の準備も出来、皆集まり食事をした。
その後とりあえず、夜景みながら青春の一服!時間も調度イイ感じに12時を回ってた。暇になった俺らは、寒いのもあって小
屋に戻る事に…(小屋といっても灯もないちょっと広いバス停小屋み
たいな感じ)
話すネタも尽きかけた頃、Dが怖い話しをしようと言い出した。正直、ふざけん
な!怖いのヤダ!ってな感じだが、好奇心もあってDから順に一人ずつ、話しをする事になった。
今思えばここからがおかしい事の始まりだった。
(続く) - 431 偶然3 2009/05/04(月) 15:44:38 ID:a4hgF4Zj0
- D、俺、C、Bが話し終えたが正直どれも似た話で皆ゲラゲラ笑ってた。
そして最後Aの番になった。
D「さぁラストはスゴイの期待しとるけん(笑)」
A「…」
俺「はやく~」
A「…イヤや…」
B「何よそれ?話せや」
A「ん~止めよう…」
D「は?何でもイイから」
A「…」
D「もうイイわ」沈黙が流れた。
突然Aが
「分かった…言う」「そのかわり人に絶対言うなよ…絶対やけな!!」Aは話し始めた。
これはAの伯父に起こった話らしい。Aが以前、に住んでいた所の話。
Aが以前住んでいた所は(仮に)T区。山を挟んで発展した地区が俺らの住む(仮)Y区だ。
T区は山の反対側という事でかなりの田舎。Y区からT区に行くには峠を越える必要があり、その近くには霊園池があった。
その霊園池は何度かテレビも来るほど、巷では有名な心霊スポットだ。
その霊園池の見える峠道のふもとの地区にAは住んおり、彼の伯父や叔母といった親族もその地区にすんでいたが、
Aは両親の離婚をきっかけに俺らの住むY区へ父と二人引越してきた。
(話はここから。)
偶然
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出典:http://anchorage.2ch.net/test/read.cgi/occult/1236956531/